A,仮想通貨の損益計算の性質上、全ての履歴が揃っていない場合、正確な損益結果を出すことができないからです。お客様が仮想通貨取引を始めたときから期間内の全ての取引履歴をアップロードして初めて正確な損益結果を出すことができます。
つまり、履歴が網羅的でない場合において、計算結果として表示されている損益額は正確でない可能性が高いです。
履歴が足りず、計算でエラーが起きるケース
例)取引所Aで1BTCを100万円で購入し、それを取引所Bに送金、その後1BTCを200万円で売却します。この取引で100万円の利益がでました。
ここでGtaxに取引所Bの取引履歴のみをアップロードしたとします。するとGtax上には「取引所Bで1BTCを200万円で売却した」という情報しかなく、売却した1BTCの購入履歴(購入履歴)がないので損益計算が完了しません。取得したことがないものを売っているという状態になりエラーとなります。(売却数量が保有数量を上回る保有数マイナスエラー)
履歴が足りなくても計算結果が出てしまうケース
全ての履歴をアップロードしてなくても計算結果が出ることがあります。しかしこの場合、計算結果が正確ではない可能性が高いので注意が必要です。
例)取引所Aで3BTCを購入し、そのうち2BTCを取引所Bに送金します。その後取引所Aで1BTCを売却します。
ここでGtaxに取引所Aの取引履歴をアップロードするとエラーが起きずに計算結果が出ますが、Gtax上では送金された2BTCの状態が分からないのでこの計算結果は正確とは言えません。(送金された2BTCを取引していなければ正確な計算結果となりますが、売却した場合、その取引内容は計算に反映されないので正確な計算結果とは言えなくなります。)
これらの理由で正確な損益結果を出すには、すべての取引履歴が必要となります。