この記事では、「計算結果の確定」及び「計算結果の確定を解除する方法」について説明します。
仮想通貨の損益計算・確定申告は、年度ごとに行います。
そのため、計算が完了した年度のデータは、再編集ができないように確定させる必要があります。また、翌年度も計算できるようにするため、年度末に残高のあった仮想通貨の保有量・帳簿価額などのデータを確定させて翌年度にデータを繰り越す必要があります。
Gtaxでは、この一連の処理を「計算結果の確定」と呼んでいます。
計算結果の確定を行うことで、過去の年度の取引を追加や編集、削除ができなくなるため、意図しない過去年度の履歴の編集・削除を防ぎます。※解除可能です。
【注意点】
- 損益計算が完了していないと、計算結果の確定を行うことはできません。
- 確定していない次の年度の計算結果を確定することはできません。たとえば、2017年の取引があるにもかかわらず計算結果を確定させていない場合は、2018年度の確定ができません。
例えば、AとBは同じ取引所の取引ファイルだとします。
・Aは2017年度の損益計算を行うために2017年末に取得したファイル
・Bは2018年度の期中で損益を確かめたくて取得した最新のファイル
①過去の年度の計算結果を確定していない場合、
Bをアップロードすると、Bに記載されている2017/1/1~2017/12/31までの履歴も反映されます。
②過去の年度の計算結果を確定している場合、Bに記載されている2017/1/1~2017/12/31までの履歴は反映されず、2018/1/1~2018/12/31までの履歴のみ反映されます。
これによって、過年度の取引を削除したりとファイルを編集する必要なく、継続的な損益計算を行うことが可能です。
計算結果の確定のやり方
まず、①任意の計算方法を選択し、②計算年度の横に表示される「未確定」をクリックしてください。
計算結果の確定の画面が表示されますので、確定したい年度と計算方法(移動平均法・総平均法)確認し、「20〇〇年度の計算結果を確定する」ボタンをクリックいただくとそこで計算結果が確定します。
※計算結果の確定は一番過去の年度からしか行うことができません。
確定された計算結果を解除する方法
計算結果が確定された年度に追加で取引を入力したい場合や、取引を編集したい場合は、計算結果の確定をを解除することで可能になります。
まずは、計算年度の横の「確定済」をクリックします。
計算結果の確定を解除したい年度を選択します。
年度を選択したら、「○○年度の計算結果の確定を解除」を押してください。