1. サマリーファイルとは
サマリーファイルは、ユーザーの1年間の暗号資産取引の損益結果を確認できるファイルです。損益総額、内訳、そして計算に使用された方法等が記載されています。
・関連記事:取引履歴・計算結果サマリーのダウンロード方法
2. 各シートの概要
各シートの目的を簡潔に説明します。
- サマリーシート: 取引全体の損益の概要を提供。(詳細は「3. サマリーシート」を参照)
- 内訳シート:取引のタイプ毎に、通貨、取引所での損益発生金額をご確認いただけます。
-
現物取引内訳: 個々の現物取引の詳細を記録。
- 対象の取引:売買、スワップ
-
デリバティブ取引内訳: デリバティブ取引の損益を算出。
- 対象の取引:FX利益、FX損失
-
レンディング等での受取収益内訳: レンディングやステーキング報酬の収益。
- 対象の取引:ボーナス、売上、マイニング報酬、ステーキング報酬、貸付利息、流動性提供(ボーナス)、購入、収入
-
支払取引内訳: 支払取引の内容とその影響。
- 対象の取引:支払、借入返済、支出
-
手数料内訳: 各取引で発生した手数料を集計。
- 対象の取引:全ての取引種別で発生した手数料(※一部例外あり)
-
経費内訳: 経費の一覧と総額。
- 対象の取引:経費、借入利息、損失、流動性提供(手数料)、売却
-
NFTトークンの取引内訳: NFT関連取引の詳細。
- 対象の取引:NFTに関連する取引(例:NFTの売却時の損益、バーン時の損益等)
-
現物取引内訳: 個々の現物取引の詳細を記録。
- 注意事項: ファイル利用時の注意点や条件。
3. サマリーシートの詳細
サマリーシートは、1年間の暗号資産取引の損益結果を一目で確認できる概要ページです。また、計算に使用された方法、損益総額、内訳が記載されています。
項目
0. (算定期間)
集計対象の期間が表示されます。
Ⅰ. 前提条件
移動平均法もしくは総平均法の内選択した計算方法がどちらか表示されます。
Ⅱ. 仮想通貨取引よる実現損益
実現損益とその内訳が項目ごとに記載されます。
Ⅲ. 計算上の条件
Gtaxの計算システムの条件を記載しております。
Ⅳ. 保有数情報
- 期首
- 数量:期首時点で保有していた数量
- 単価(円):期首時点での平均取得単価
- 原価(円):期首時点での総原価(期初数量×期初単価(円))
- 期中増加
- 数量:算定期間内に取得した総数量
- 原価(円):算定期間内の取得した分の総原価
- 備考:取得取引にあたる全ての取引が集計対象となります。(自身のウォレット間の移動である「資金移動」は対象外)
- 期中減少
- 数量:算定期間内に手放した総数量
- 原価(円):算定期間内に手放した総原価
- 備考:数量が減少する取引全てが集計対象となります。(自身のウォレット間の移動である「資金移動」は対象外)
- 期末
- 数量:期末時点で保有していた数量
- 単価(円):期末時点での平均取得単価
- 原価(円):期末時点での総原価(期末数量×期末単価(円))
- 期末ポートフォリオ
- 時価(円):期末時点で保有していた分の時価換算額(期末数量×期末時点の市場価格※) ※この期末時点の市場価格はサマリーファイルに記載されておりません。
- 含み損益:期末時点で保有していた分の時価評価損益額(時価(円)-期末原価(円))
Ⅴ. 取込履歴
Gtaxにアップロードしたファイルが一覧で表示されます。