はじめに
Gtaxは確定申告をする際に必要な仮想通貨の損益計算を自動で行う損益計算ソフトです。
Gtaxでは取引所から取得できる取引履歴や、取引所外の取引であっても共通フォーマットという所定の形式に直しアップロードすることで損益計算を行うことができます。
2020年11月2日~:取引件数・海外取引所の使用の有無に応じて一部料金が発生します。
この記事は計算の仕方から料金が発生するポイントの説明を含めたGtaxの総合マニュアルとなっております。
「Gtaxに登録した後、実際の計算までの流れがわからない」
「以前から利用していたので使い方はわかるが、どこで料金が発生するのかわからない 」という方は是非この記事を一読ください。
目次
A. Gtax各ページの説明
- 基本機能
- ①損益・残高情報ページ
- ②データ取り込みページ
- ③取引履歴ページ
- ④エラー検証ページ
- アカウント情報
- ⑤設定
- ⑥支払情報
- 決算機能
- ⑦年度情報の確定
ヘッダについて
①損益・残高情報ページ
計算完了後にページを確認することが可能になります。
取引件数・海外取引所の有無によって有料プランへのアップグレードが必要となる場合があります。(詳細はこちら)
- 計算結果ダウロード
取引履歴一覧・サマリーファイルをダウンロードできます。(詳細はこちら) - 残高情報
表示している年度末時点の数量、時価換算額、帳簿価格、評価損益、実現損益が表示されます。 - 計算方法選択
青く表示されている方が現在選択している計算方法となります。 - 損益情報
選択している年度の実現損益が表示されます。
②データ取り込みページ
- 取引所を選択する、walletを追加する:クリックするとGtax対応取引所一覧が表示され利用の取引所を選択する画面が表示されます。(下参考画像)
③取引履歴ページ
- 1. 期間指定(開始~終了)・取引所・通貨・取引項目で取り込んだ取引を絞り込むことができます。
- 2. 1ページに表示する件数、ページの切り替えが可能です。
- 3. 取り込んだ取引が一覧に表示されます。取引をクリックすると取引詳細が表示されます(下参考画像)。「削除する」で取引を削除できます。「手動で変更する」で日時、取引種別、通貨名、数量、手数料の変更やメモを追加することができます。
- 4. 手動作成ボタンから取引を入力することが可能です。
④エラー検証ページ
- 損益計算中に数量が不足する通貨の情報が表示されます。
- 「解消する」ボタンからエラーを解消する取引を入力することができます。
<アカウント情報>
⑤設定
- 設定画面では、メールアドレス、パスワード、メルマガ設定、退会手続きを行うことができます。
⑥支払情報
- 支払情報では、お客様のご利用状況・取引件数・海外取引所の有無・お支払い履歴を確認することができます。
<決算機能>
⑦年度情報の確定
- 年度情報の確定では、選択している年度末の保有情報が表示されます。
- 「○○年度の保有数を確定して繰越」ボタンを押すことで、その年度の取引・損益を確定し、次年度へ保有情報を繰越すことができます。
- 詳しくは「B. Gtaxの使い方:STEP5」をご覧ください。
B. Gtaxの使い方
Gtaxでは、以下の5つのステップで煩雑な仮想通貨の損益計算が完了します。本ガイドの説明をよく読んでひとつひとつ作業を進めていきましょう。
Gtaxの利用する中で、分からないことがありましたらGtaxサポートまでお気軽にお問い合わせください。
STEP1-取引データの取得
利用している取引所・ウォレットの「履歴」を取得しましょう。
Gtax対応の全取引所・ウォレットの取引履歴の取得方法をすべてまとめて公開しているので、初めての方もご安心ください。
【完全保存版】主要仮想通貨取引所の取引履歴ダウンロード方法まとめ
ポイント:正確な損益計算を行うためには
仮想通貨の損益計算を行うには、利用しているすべての取引所・ウォレットの履歴を用意しましょう。
初めて計算を行う方は、仮想通貨取引を始めた時の最初の取引~最新の取引まで、年度に限らずすべての取引が網羅されるように取引履歴を用意する必要があります。
ICOやマイニング、ハードフォーク、友人とのやり取りなどの取引所から取得できないような取引履歴も、共通フォーマットを使うことで簡単に入力できます。
[共通フォーマットの入力方法を確認する]
STEP2-取引データのアップロード
1.用意した取引データをGtaxへアップロードしていきましょう
Gtaxメニューから「データ取り込み」画面を表示し、「取引所を選択する」をクリックします。
次に該当する取引所を選択し、確認ボタンを押します。
選択した取引所のファイルアップロードメニューが表示されるので、
該当する項目をクリックし、取引所から取得したデータをアップロードします。
アップロードが完了するとこのような画面が表示されます。
仮想通貨取引を始めてから現在までのすべての取引データをアップロードしてください。(すべての取引取引データを入力しないと正確な計算結果が算出されなくなる可能性がございます。)
2.アップロードした取引履歴を確認しましょう
アップロードが完了したら、アップロード漏れがないか、データ取り込みページで確認しましょう。
データ取り込みページを下にスクロールすると「取り込み履歴一覧」が表示されます。
このようなエラーは通貨の入手量に対し売却量のほうが多いときに発生することが多いです。
つまり、通貨入手データが何らかの理由で不足しており、”入手した通貨量よりも多くの通貨量を売却している”という事が認識されたときにエラーが発生します。
このような問題を解決するのが「エラー検証」機能です。
こちらがエラー検証ページです。
通貨量の計算が合わない通貨の名前が表示されています。
詳しいエラー検証機能の使い方は以下からご確認ください。
STEP3-自動計算
損益は自動で計算されます!
すべての取引履歴をアップロードできたら、計算方法(総平均法・移動平均法)を選択します。自動で計算された損益額が表示されます。
Gtaxは取引件数、海外取引所での取引の有無によって料金プランが変わる従量課金制となっております。取引履歴のアップロード後、計算結果を確認するためには、料金を支払い、取引状況に応じたプランにアップグレードする必要があります。
取引件数が100件以下かつ、海外取引所での取引がない場合は「フリープラン(無料)」のままで計算結果を確認することができます。また2019年以前の計算結果の確認には料金は発生しません。
・料金のお支払いの手順
2020年度の取引件数が100件以上または海外取引所での取引がある場合、取引履歴のアップロードが完了後に以下のような画面が表示されます。
計算結果を確認するためには料金のお支払いが必要となるので、「料金プランページへ」をクリックし、お支払いに進みます。
お支払いのページでは、計算結果を確認するために必要なプランが表示されているので、プランと料金を確認し、支払いを行います。お支払いはクレジットカードのみです。
STEP4-計算完了・結果の確認
損益計算結果を確認する
損益計算が完了したら、計算結果を確認しましょう。※取引件数・海外取引所の有無に応じて料金が発生する場合は、お支払い後に確認することができます。
「損益・残高情報」ページの「損益・残高サマリー」では、年度末時点の通貨の情報を確認できます。
「詳細な情報をダウンロード」から損益額算出の根拠となる1年間の取引一覧、取引を項目ごとに集計したサマリーファイルをダウンロードすることが可能です。
計算が完了し、計算結果ファイルをダウンロードしましたら、
「計算が完了した方はこちら」というテキストをクリックしてください。
すると以下のような画面が表示されます。
仮想通貨取引の損益が20万円を超えている方は確定申告が必要となる可能性があります。
これらのサービスを利用すると、Gtaxで算出した計算結果もとに確定申告を簡単に行うことができます。
STEP5-年度情報の確定
計算が完了したら年度情報の確定を行います。
この作業は翌年度以降に継続して損益計算を行うための重要な機能なので必ず行ってください。
過去の年度の決算を締めることによって、過去の年度の取引を追加できなくなります。※解除可能です。
翌年に取引履歴をアップロードする際に、最新の取引履歴と過去の取引履歴をまとめてアップロードした場合に取引が二重に入力されることを防ぎ、過去の年度の計算結果が変わってしまうことを防ぎます。
詳しくはこちらの記事を確認してください。
年度情報の確定の手順
計算が完了後、Gtax画面右上のメニューを開き、「年度情報の確定」をクリックします。この際に確定申告に利用する計算方法が選択されていることを必ず確認してください。
この画像では、移動平均法が選択されています。
以下のような画面に移動するので、年度と計算方法を確認し、「20〇〇年度の保有数を繰越」をクリックすれば年度の計算結果が確定されます。
基本的なGtaxの使い方を説明しました。
実際に使っていく中で、不明点や困ったことなどあればサポートまでお気軽にご連絡ください。
・Gtaxサポート:gtax@aerial-p.com