このページでは損益計算のエラーを解消する、「エラー検証機能」の使用方法を解説していきます。
「エラー」が表示される場合の原因
取り込みデータに不備、不足がある場合、または特殊な取引(ICOや取引所を介さない売買など)がある場合に通貨の取得量と売却量の計算が合わなくなり、「エラー」が表示されます。つまり、入手した量よりも多くの量の通貨を売却しているという状態になっているのです。
使用方法
まずはGtaxメニューの「エラー検証」をクリックしてください。
「エラー検証」ページでは、以下の情報が表示されます。
①通貨
保有数が計算途中でマイナスとなる通貨名
②最初に通貨量がマイナスになった日時
総売却量が、総取得量を上回った(通貨量がマイナスになった日時)
③最小通貨量になった日時
マイナスが最大値(最小通貨量)になった日時
④最小通貨量
マイナスの最大値
⑤現在の保有数
最新の取引後の保有数(過年度については期末時点の保有数)
一番右にある「解消する」をクリックしてください。
表示される情報
- 流動性がなく、価格のない通貨を付与された場合
- 流動性があり、価格のついている通貨を付与された場合
- 購入により取得した場合
- その他※取得要因がわかる場合と比較して、本来の損益よりも損益が大きく出る可能性がございますのでご注意ください。
これらから当てはまるものをクリックし、「次へ」をクリックしてください(複数選択可)
- 「流動性がなく、価格のない通貨を付与された場合」をクリックした時
次のような画面が表示されるので「日時」、「取得数量」を確認、入力し「反映する」をクリックしてください。(取引日時を正確に把握されている方は「日時」の欄を変更してください)
※代表的なハードフォークとして、次のものが挙げられます。
- 「流動性があり、価格のついている通貨を付与された場合」をクリックした時
次のような画面が表示されるので「日時」「取得数量」を確認、入力し「反映する」をクリックしてください。(取引日時を正確に把握されている方は「日時」の欄を変更してください)
- 「購入により取得した場合」をクリックした時
次のような画面が表示されるので「日時」「取得数量」「支払通貨」「支払数量」を確認、入力し、「反映する」をクリックしてください。(取引日時を正確に把握されている方は「日時」の欄を変更してください)
- 「その他」をクリックした時
次のような画面が表示されるので「日時」「取得数量」を確認、入力し、「反映する」をクリックしてください。(取引日時を正確に把握されている方は「日時」の欄を変更してください)
「反映する」をクリック後、取引履歴を確認する
「反映する」をクリックした後、Gtaxメニューから「取引履歴」をクリックし、エラー検証で入力した内容が反映されているか確認してください。確認できましたら完了となります。
※誤った履歴を反映させてしまった場合
誤った履歴を反映させてしまった場合は、取引履歴から誤って反映させた履歴を削除し、再度エラー検証ページから入力する必要があります。
正しく取り込まれた取引履歴を削除してしまわないように、この作業は慎重に行ってください。
まずは該当する履歴を取引履歴の中から探します。
取引履歴のページから、「取引所」の検索欄をクリックします。
取り込んだ取引所の名前が表示されるので、「その他取引所」をクリックしてください。
隣の「通貨」の欄をクリックすると更に通貨で絞り込めます。
表示される履歴の中に「マイナス保有数解消」と書かれた取引履歴があります。これはエラー検証から入力されたことを意味していますのでこの取引履歴をクリックして削除してください。
この取引履歴を削除。
取引履歴を削除しますと、エラー検証ページに再度表示されます。